どーも鯵彩です(°▽°)
今回は大サバの回遊タイミングについて、ネットの情報と駿河湾をあちこち回って僕自身で集めた大サバの情報から、釣れるタイミングを考察しました。
僕は実際に数年前まで、この考察で大サバの回遊時期を見定めて、周囲より割と早目に大サバを大量GETしてきました。数年かけて集めた情報と考察なので、手間賃くらい取りたい気持ちはありますが、もちろん無料で公開いたします(笑)
大サバの回遊を予想するための要素は以下の通りです。
・大サバの産卵
・大サバ産卵タイミングの調べ方
・大サバのアフター荒食いはいつ?
・近年の状況
僕が過去に予想していた大サバの回遊は、産卵後にエサを求めて岸に近づいてくるアフターの個体です。
5月~6月に釣れた大サバの生殖器を毎回確認していたところ、卵や白子を持った個体は、ほぼ見受けられず、腹回りの身が薄い個体ばかりのため、アフターでほぼ間違いありませんでした。
水温が18℃になる4~5月には盛んに産卵をするようになります。
産卵は、ほとんどのものが前夜半の21時から夜中の0時ごろまでの間に、水深50m位の中層で毎日行われます。(18℃を超えると産卵が始まります。)
⇒つまり、産卵が終わるまでは、浅いところまで浮いくる可能性は低い
こちらは、神奈川県水産技術センターのHPに記載されていた文章を一部修正して引用したものです。
適正水温、産卵の時期、産卵時間帯、産卵場所等、詳しく記載されておりました。しかし、現在HPから削除されております。
水深50m以深の水温が18℃を超えたかどうかは、おおまかには気象庁のHPから見ることができます。
一方で、水深50mまではかくにできませんが、近海の水温については、静岡県 水産・海洋技研のHPのリアルタイム海洋情報収集解析システムから確認することができます。
表層水温が主なので、深い部分については、気象庁と比較して予想します。
駿河湾については、内浦のブイで水深35mまでが細かく見て取れるため、ここから、『4月~5月の21時から夜中の0時ごろまでの間に、水深35mの水温が18℃を超えている日』を大サバの産卵日として予想しておりました。
僕が2014年~2017年に、産卵予想日からアフター荒食いによる回遊タイミングを調べた結果です。
回遊は、ブログやTwitter等の釣果で僕が見つけられた中で最も早い大サバの釣果投稿を以って『開幕日』としました。
産卵日から起算して
富士:14日~19日(平均16.0日)
沼津:15日~24日(平均19.7日)
2017年4月に沼津の片浜で偶然釣れた個体です。
調査開始から初めて、僕の予想が正解である可能性を高くする意味を持つ、白子を持った大サバを釣ることができました。
2017年の産卵予想日は、4月25日で、この大サバを釣った日が4月22日であったため、産卵前の仮説と一致しておりました。
さらに、40gフルキャストでカウント35のボトムで釣れたことからも、産卵を控えた個体は深いエリアを回遊し、海面付近へは浮上しない説とも合致してました。
近年の駿河湾では、大サバが中々回遊してこなくなりました。
要因としては、以下の4つの影響が大きいと思ってます。
・大サバが少ないので、エサの取り合いが発生せず岸まで回遊する必要がない
・シラスが不良のため、岸まで行かない
・中深海から浮上してこない
今回紹介した大サバの回遊予測は、水温の変化による産卵そして、産卵後の捕食活動がカギとなる方法で、水温の計測点が増えることで、他の海域でもアフターの回遊タイミングを予想可能になります。
とは言え、大サバ自体が少なければ、予想の意味を持ちません。
今後、資源が回復し始めた際には、この記事を思い出してもらって、タイミングよくサバをGETしちゃってください。
今更遅いと思われるかもしれませんが、2020年の産卵日を僕は、5月13日と予想しております。
各釣れ始める予想は、三保5月24日、富士5月29日、沼津6月2日の各前後1週間です。船ではもう釣れてるかもしれませんね!
最後に『岸から届くかどうかは運次第です。』
今回は、こんな感じでした。賛否両論あると思われますが、
良いフィッシングライフを(=゚ω゚)ノ