ミズウオの探し方!冬~春の雨が降る前の駿河湾の砂浜を探せ!

鯵彩自論

 

凪の日にミズウオが打ちあがると雨が降る!

 

ミズウオが打ち上がったか~コレは雨が降るぞ~

駿河湾にはそんな言い伝えがあります!

僕が小学校の時に、庵原郡蒲原町の浜※で父親と釣りをしていた時に、近くで釣りをしていたお爺さんから聞いた話です。正直迷信だと思っていたのですが、実際に雨は降りました。
※2021年現在の静岡県静岡市清水区蒲原

そこで、実際にミズウオが打ち上がることと、天気に関係性が本当にあるのかをインターネットで調べてみたところ・・・

見つけてしまいました!

 

 

ミズウオと雨に関する記録があった!

インターネットでミズウオと天気に関して調べてみると、案外簡単に答えが出てきました(笑)

しかも、私の母校の東海大学海洋学部に在籍されていた久保田先生の記録じゃないですか!しかも、記録に使用されている画像は全て学内で見た物ばかり・・・

在学中にもっと興味を持って調べればよかった(;^ω^)

 

論文を読むのは面倒だと思いますので、ミズウオが打ちあがると雨が降る理由になる部分を抜き出してみました。

この季節の駿河湾の海表面から水深 300m位までの水温は13~15°Cでほぼ一定であること。
岸近くに深海底に通ずる急深の海底地形があること。

冬春季には北西の季節風によって表面の海水が沖合いに吹送され、それによって湧昇する低水温の水塊を通ってミズウオが下層から海表面まで上昇して、打ち上げられ海岸に取り残されてしまうと考えられる。

西高東低の冬型の気圧配置下で強い(北)西風が吹き続けた後、移動性高気圧に被われていて気圧も上がり、風も収まってむしろ天気が良く波の静かな時である。

本種が打ち上がった後2~3日すると低気圧の影響により降雨があるというのは三寒四温の気象状況と関連して打ちあがる。

引用元:三保海岸(駿河湾)に生存状態で打ち上がったミズウオの記録
http://www2.scc.u-tokai.ac.jp/www3/kiyou/pdf/2008vol6_3/kubota.pdf

 

 

ミズウオが打ちあがると雨が降る!

西高東低の冬型の気圧配置は、日本海側に雨を降らせ、約3日ほど太平洋側には北風をもたらし、寒い日が続きます。この北風がやむと、こんどは太平洋側に暖かい風の無い日がおとずれ、海が温められます。この時、海が温められたことで、雨雲が発生することで、温かい気雨が降ると言うことです!

北風で3日間冷やされ、そのあと暖かい日が4日間つづくことから、この一連の気温の変化を三寒四温と呼ばれていますね!

ミズウオは、この三寒四温の三寒が終わったところで打ち上がるので、ミズウオが打ちあがった数日後に雨が降るというのは、この三寒四温の気象条件と一致していたってことだったんです!

根拠は有るんですね~( ̄▽ ̄*)

 

 

ミズウオはいつ打ちあがる?

こんどは、ミズウオを見てみたい方や、拾ってみたい方のために、打ちあがる条件、拾いやすい地形や場所をまとめました。

 

 

海表面から水深 300m位までの水温は13~15°Cでほぼ一定

引用元:静岡県/水産・海洋技術研究所 伊豆東岸7測点の鉛直水温の調査結果 を編集して引用(https://fish-exp.pref.shizuoka.jp/)

深海魚であるミズウオが水面付近まで浮上する条件として、均一な水温が必要となります。ミズウオは名前からも解る通り、体内の水分の多い魚です。

海の中での生活は、他の魚と比べて水温の影響を受けやすいと考えられます。このことから、生活している水深の水温と海面の水温が近いことが必要な条件であることがわかります。

画像は、静岡県の水産・海洋技術研究所さんの伊豆東岸7測点の鉛直水温の調査結果を引用させて頂いております。鉛直水温以外にも水温分布図や各施設での採水記録などが掲載されていて大変参考になりますので、引用元のリンク先を是非!見てください!!

 

 

ベストは冬~春季!(1月~3月)

2008年の久保田先生の記録には、11月から翌年の5月までに打ち合がるとされています。近年では、冬場の高水温もあり、13~15℃の海水温の条件を満たす時期が短くなっています。このことから、僕が導き出した答えは、13~15℃の海水温の条件を満たしやすい1月~3月です!

 

 

西高東低の冬型の気圧配置で北西の季節風(強風)の後の 移動性高気圧におおわれて天気が良く波の静かな時

西高東低の冬型の気圧配置で北西の季節風(強風)の後の移動性高気圧におおわれて天気が良く波の静かな時、つまり、1月~3月で北西の強風が吹いた直後の凪の日に、駿河湾の砂浜へ行くとミズウオに出会える確率が高いです!

凪の後の雨の日でも打ち上がってる可能性がありますが、カラスや海鳥につつかれてたり、波にもまれて形が崩れていたりることもしばしです(+_+)

雨の日に残念な状態で発見ミズウオ・・・
神秘の深海魚ミズウオもこの状態だとチョットね~(´・ω・`)

 

 

ミズウオが打ちあがりやすい場所

ミズウオは、先ほどの項目にも載せたように、波にもまれて身が崩れますので、傾斜の緩やかな砂浜の方が綺麗な状態で打ちあがりやすいです。
僕が今までに打ちあがったミズウオを発見した場所を以下にまとめましたので、参考にしてみてください。
条件が合う日に各浜を回ればきっと1匹は見ることができると思います。

・三保周辺
・興津川河口
・蒲原海岸
・富士川河口~田子の浦港
・沼津海岸の一部

沼津は砂利浜のエリアが多く、波打ち際の傾斜がキツイ場所が多いので、打ち上がってもすぐに波にされわれてしまう事が多いため、ミズウオを拾うなら三保~田子の浦港までの浜がオススメです!

 

今回は、僕の体験や、聞いた話、調べた内容をまとめてみました。需要があるのか良く分かりませんが、この記事がニッチな方々のお役に立てたら幸いです。ここまで読んで下さってありがとうございました。

m( _ _)m

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