自作ルアーは浮く?沈む?計算して調べる方法!

釣具をハンドメイド

ルアーをハンドメイドするときに
オモリを何グラムにすれば沈むのか?
逆に何グラムまでなら浮くのかな?

ボクはハンドメイドルアーの中に入れるオモリで悩みました。

何グラムなら浮いて何グラムなら沈むのか
完成するまで解らないと
たくさん作って実験することになっちゃいます。

そこで計算で目安がわかれば良いなと思って試してみたので読んでみてください。

計算式だけを知りたい方は
最後までスクロールして見てみてください。

 

自作ルアーは浮く?沈む?計算して調べる方法!

まず、真水の密度は、おおよそ1000kg/㎥とされています。
なにソレ?って気になる方はwikiをどうぞ。
(海水の密度は、おおよそ1030kg/㎥です。)

 

読みました?
この密度で浮くか沈むかが決定します。
かんたんに言うと、

ルアーの密度が、1000 kg/㎥ よりも小さいと浮きます
ルアーの密度が、1000 kg/㎥ よりも大きければ沈みます

と言うことなんです。

 

そこで、密度(ρ)は、『 重量 ÷ 体積 』 で計算できるため、

(ボディ + オモリ + ワイヤー + 塗装)の重量 ÷ ボディの大きさ(体積)

この計算の結果が1000を超えるかどうかを計算すれば
浮くか沈むかの目安がわかっちゃうんですね~。

 

 

ハンドメイドするルアーの密度を調べる方法

 

定規ハカリ計算機が必要です!

ハカリは、0.1gまで計れるハカリがあれば良いですが
1gまででも大丈夫!計れることが重要!

定規はノギスが有れば楽に長さを測ることができます。

計算機はスマホのアプリでどうぞ(^^)

 

①ルアーの材料の体積を調べる

まず、切り出す木材を加工用に貼り合わせて
つみき形(直方体)にします。

 

 

そして「縦 ・ 横 ・ 高さ」を測ってください。

定規で良いですが
ここはあえてノギスで測りました。

 

体積は以下の式で計算できます!

体積(V)= 縦 × 横 × 高さ

この時の体積は、2㎝ × 2㎝ × 8㎝ = 32㎤

メートルに換算しますと、

32㎤ ÷ 1000000 = 0.000032㎥

 

②木材の重量を計ります。

8.5g(0.0085㎏)でした。

 

③木材の密度を計算します。

ここで削る前の現時点での密度を計算してみます。

重量(kg)÷体積(V)=密度(ρ)

0.0085㎏ ÷ 0.000032㎥= 265.625㎏/㎥

 

つまり『 265.625㎏/㎥ 』が使用した材料の密度(ρ)です。

当然ですが、1000㎏/㎥よりも軽いので、この木材は浮きますネ。

 

④ルアーを削りだしたら、体積を調べる

この形じゃ体積測れないじゃん!

この形になってしまっては、定規では測れないですね、、、

 

しかし!!

もとの重量と体積を測ってあるので
比例計算で体積を出すことができます。

そこでまず
削りだしたルアーの重量を計りましょう。

重量が出ましたら、次は比例計算です。

削る前の重量 : 削る前の体積 = 削った後の重量 : X(削った後の体積)

この「 X 」を計算していきましょう!

 

0.0085㎏ : 0.000032㎥ = 0.006 ㎏ : X

0.000032 × 0.006 = 0.0085 × X

(0.000032 × 0.006)÷ 0.0085=X

X = 0.000022588㎥

 

削った後の体積は、0.000022588㎥(22.588㎤)になりました。

 

⑤削った後の密度が水と同じになる重量を算出

重要なので、もう一度!

真水の密度は、おおよそ1000kg/㎥とされています。
(海水の密度は、おおよそ1030kg/㎥です。)

ルアーの密度が、1000 kg/㎥ よりも小さいと浮きます
ルアーの密度が、1000 kg/㎥ よりも大きければ沈みます

浮く重量 ㎏ = 削った後の体積 × 水の密度1000㎏/㎥

1000㎏/㎥ × 0.000022588㎥ = 0.022588㎏

グラムに換算して、『 22.588g 』

 

鯵彩
鯵彩

え!この数字って、、、

 

ここで気が付いた方いらっしゃいますか?

削った後の体積: 22.588㎤
水に浮く重量 : 22.588g
実は、求めた体積の単位をgに置き換えるだけだったんですね(笑)

 

 

 

これで計算上では、

ボディ+ オモリ + ワイヤー + 塗装  の合計重量が

22.588g 』を超えなければ浮く⤴
22.588g 』を超えると沈む⤵

と言う事になります!

 

これは、ルアー単体での重量であるため
22.588g 』のルアーを作った場合には
フックとスプリットリングの重さで沈みますので
5gほどマイナスした重量が良いと思います。

 

 

ここだけ見ればOK!必要な計算式

①材料の体積を計算するなら

体積(V)= 縦 × 横 × 高さ

 

②材料の密度を計算するなら

密度(ρ)= 重量(kg)÷ 体積(V)

 

③削った後の体積を計算するなら

削ったの体積(V)= 削るの体積(V)× 削ったの重量 ÷ 削るの重量

 

④水に浮くギリギリのルアーの重さは

 削ったの体積(V)㎤ の単位をgに置き換えるだえけ

 

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

前半は数字ばかりで難しそうでしたが、まとめの④だけ知っていればなんとかなりそうですよね?

 

計算で求めようにも重量がわからないと計算ができませんので、ハカリを持っている場合に参考にしてみてください。

 

 

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