夏までは良く釣れたのに…
何が変わったのかな?
ショアジギングでの釣果がパっとしないんです…
何が原因なんだろう?
秋ぐらいからだんだんとサーフで青物が釣れなくなってきますよね~
寒くなるにつれて釣れる魚の数が減り…
気が付けばボウズの連続。。。
と思ったてたら・・・・・・
SNSを見ると青物を釣ってる人たちがいる、、、でも場所は違う見たい。
ヒラメやマゴチを狙っている人たちが
青物釣ってるよ!
ショアジギング『冬』青物が釣れない理由は3つ
夏のショアジギングとくらべて大きく違うことがあります。
それは、水温・ベイト・回遊コースです!
夏に釣れていた場所で同じようにショアジギングをしても釣れないですよね?
と言う事は、そこに青物は居ないか水温が下がって活性が低く可能性があります。
また、ベイトも夏とは違う場合があるので、メタルジグがマッチしていないために釣れにくい状況にもなります。
さらには、水温やベイトの動向で青物がメインで回遊するコースが夏場とは違ってくるので
そこを見極める必要があるので簡単に紹介していきます。
①水温が下がって活動がにぶくなった
寒いと人間も動かなくなるじゃないですか?
子供でもあるまいし
真冬に外に出て鬼ごっこなんてやらないです。
例えば、あなたが青物で寒くて動きたくないのに、速く動くメタルジグなんて追っかけないですよね?
もし追いかけたとしても途中であきらめちゃいますよ…
つまり、寒いと動きたくないのは魚も同じなんです。
ならメタルジグを
ゆっくり動かせば良いじゃん!?
と思うとおもいます。
その通りです!
船で真下に落として釣る分には糸を押さえることで、落ちる速度をコントロールできるのでOKです。
しかし、ショアジギングでは糸を押さえても沈んでしまうため、船のように落下を止めることはできません。
ここから魚が本能的に感じ取ることがあります。
それは、「今はゆっくり泳いでいてもいざという時は速く泳ぎそう」
と言う雰囲気です。
鬼ゴッコの鬼で例にすると
あなたが鬼ゴッコの鬼で、目の前をゆっくり歩いている人が居ます。
『 これは捕まえるチャンス!』です。
しかし、ゆっくり歩いていたとは言え
シェイプアップした肉体で
陸上選手の服を着ていたら・・・・・・
逃げ足が速そうなので追いかけないですよね。
つまり、いくらメタルジグをゆっくり動かしても
ショアジギングではメタルジグのフォール速度はごまかせません!
青物の目線で
「 今はゆっくり泳いでいるけどいざという時は速く泳ぎそうだな。」
と認識されたら
追いかけてもらえないと言うことです。
メタルジグで狙う時の対策
※使用ルアー:メタルエフェクトブレード
また、鬼ゴッコの話です。
足が速い人を捕まえるならどうしたら良いでしょうか。
3秒考えてみてください!
・・・3
・・・2
・・・1
ボクの答えは
『逃げる人にハンデを付ける』
足で走るならオモリを付ければよいですよね?
しかし、逃げるメタルジグにオモリを追加すると、速く沈んでしまうのでダメですよ(笑)
そこで、メタルジグの動きを遅くするためには
・速く動けない状態を作る。
※写真はヘキサーB
ブレードを付けるとフォール抵抗になるため、まずフォール速度が遅くなります。
次にシャクった時にはブレードの抵抗で、メタルジグが跳ねる距離が短くなります。
・沈みが遅くなる
・跳ねる距離が短くなる
つまり『ブレードを付けると動きの遅いエサになる』と言うことなのです。
②水面をゆっくり泳ぐベイトにかわった
小魚:サッパ
春から夏にかけてメインだったイワシが、寒くなるにつれて減っていき
サッパやコノシロが入れ替わるようにしてメインのベイトになっていきます。
サッパやコノシロはイワシほど速く泳いだり、イワシみたいに深くまで潜りません。
つまりサッパやコノシロは水面付近をゆっくり泳ぐと言うことです。
サッパやコノシロパターンの対策
※使用ルアー:サイレントアサシン99S
寒い時期の青物はサッパやコノシロのように水面にいてゆっくり泳ぐ魚をベイトだと思っています。
と言うことは水面をゆっくり巻ことが可能なミノーやペンシルといったプラグ系
それにワームや私の得意なソルトスプーンなどが有効なルアーとなります。
メタルジグで狙うのであれば、
ゆっくりとした動きができるブレード付きが有効になります。
と言うことは、青物がメタルジグ単体を喰わなくなる原因は泳ぐのが遅くて水面を泳ぐサッパ や コノシロ にマッチ・ザ・ベイトしていると言うことなんですね!
③ベイトの回遊コースが変わった
写真:うるめイワシ
ベイトの回遊コースがヒラメが釣れるエリアに変わった。
それだけならメタルジグでも関係ないんじゃん!
たしかに、回遊コースが変わっただけならば関係は無いように思えます。
シャローエリアで釣れるようになったことで着底が早いため、メタルジグのアクションが速いアクションに制限されます。
つまりは、スローアクションをするとボトムにタッチので、着底する前にシャクらなければならないため
『 強制的に速いアクションをさせられる。』と言うこと。
ボトムにタッチしても釣れなくは無いと思います。
しかし、ベイトを追いかけて水面を意識してい青物を釣るのに
ボトムにタッチしてしまうと青物が見ている範囲からルアーが何度も消えてしまうため、釣りづらい状態であることは間違いありません。
さらに、メタルジグだと動きが速すぎると青物が追う気にならない可能性もあり、①水温が下がって活動がにぶくなった の内容とも関係してきます。
また、②水面をゆっくり泳ぐベイトにかわった をふまえると、回遊コースだけではなくベイト自体もサッパやコノシロに入れ替わっているかもしれませんね。
冬の青物の釣り方をまとめると…
青物は水温が下がって動きや反応がにぶくなっているので、プラグやミノー、ワームなどで狙うのが有効になりベイトとなるサッパやコノシロの生態に合わせて水面付近をゆっくり巻くのが効果的です
もしメタルジグなら単体で投げるのはやめて、ブレードをチューニングして動きを制限
さらにベイトの回遊に合わせてヒラメを狙うような浅いエリアに足を運んでみると
よい結果が付いてくるかもしれませんね~
あと、裏ワザとまでは言いませんが
ソルトスプーンというマニアックな世界についても紹介していますので、
秋~冬の青物を攻略したかったらニッチな世界をもチラ見してみてください(笑)