初心者でも簡単【ジグサビキの釣り方】基本テクニックを紹介

ジグサビキ

 

「ジグサビキ」と言えば、海釣りで定番になりつつある釣り方の一つです。

その人気の秘密はわりと簡単に始めら、イワシ〜青物まで色々なターゲットを釣ることができることにあります。

そこで、本記事では初めての方でも安心して始められるように、必要な道具や釣れる魚種など、それぞれの釣り方を詳しく解説し、初めての方はもちろん、すでにジグサビキ釣りを楽しんでいる方でも参考になる内容を紹介してます。

メタルジグで1匹釣る…ジグサビキ付いていれば1投で2匹に!?
いつもよりチョットだけ多く釣れるようになるかも知れませんよ

今年はジグサビキ釣りを始めてみませんか?

 

この記事に使っている全ての画像は、実際に釣って撮ったものの中から厳選して使用しているため、全体の一部です。

画像だけでも見てもらえれば、ボクがジグサビキを使って割りと釣っているのがわかると思いまので、本記事の情報としては最低限の質は担保されているのかなと思います。

 

初心者でも簡単【ジグサビキの釣り方】

初めての方にもわかりやすい基本テクニックからベテランが使うワザまでを解説していきます。

必要な道具やタックル選び、狙うべき魚種やアクション、釣りを楽しむための注意点などをまとめてみました。

 

・「ジグサビキ」とは?「普通のサビキ」との違いについて知ろう
・ジグサビキのための装備やタックル
・ジグサビキの使い方をマスターしよう

 

ジグサビキと普通のサビキの違い?

普通のサビキにメタルジグを付ければジグサビキでしょ?

そうなんです。
最初は普通のサビキの下にメタルジグを付けただけの簡単な仕掛けでした。

しかし、今ではショアジギングに特化させることで、普通のサビキにメタルジグを付けただけの「ジグサビキ」とは全くの別物となっています。

 

なので、まずは違いから解説していきますね

 

 

「ジグサビキ」とは?「普通のサビキ」との違いについて知ろう

ジグサビキの起源はサビキを投げて釣る「投げサビキ」とメタルジグを投げて釣る「ショアジギング」が合体して、サビキのオモリの代わりにメタルジグを付けて投げたことが始まりです。

サビキの最後にメタルジグが付いていることと、ショアジギングのタックルで投げることからルアーフィッシングに分類されてます。

 

 

「ジグサビキ」と「サビキ仕掛け」の違い

 

ジグサビキと普通のサビキとの違いがわかりやすいように表を作りましたので、まずは見てみてください。

ジグサビキ 普通のサビキ
針の本数 3本 6本
幹糸 35lb(8号) 5号
ハリス 20lb(5号) 3号
ハリスの長さ 10cm 8cm
ハリス間隔 20cm 25cm
ハリス下とハリス上 30cm 25cm
仕掛けの全長 100cm 175cm

※見本にしたのは
ジグサビキ:ジギングサビキ フラッシュアピール 3本鈎(Mサイズ)
サビキ  :小アジ専科 オーロラハゲ皮 鈎10号

 

何か違うか気が付きましたね?

そうです一番の違いは【針の数】次に【仕掛けの全長】なんです。

 

 

ジグサビキとサビキの大きな違いは針数と仕掛けの全長

ジグサビキ 普通のサビキ
針の本数 3本 6本
仕掛けの全長 100cm 175cm

ジグサビキと普通のサビキの針数(はりかず)と仕掛けの全長がこんなにも違う理由としては、仕掛けを投げるロッドの長さが影響しています。

もともとの「投げサビキ」で使用されていたロッドは、主にシロギス用の投げ竿であったため全長が3.8m~4.5mもあります。

なので、長い仕掛けでも問題なく投げることができました。

 

しかし、9ft〜11ft(約2.47m〜3.35m)が主流のショアジギングロッドに「175cmのサビキ+リーダー」では、ペンデュラム(振り子)キャストで投げたとしても、とても投げられません。

そのため、針の数を減らしてサビキの全長を短くすることで、ショアジギングロッドでも投げられる3本程度の短いサビキ仕掛けにすることで『現代のジグサビキ』へと進化してきました。

 

 

ジグサビキと普通のサビキの糸の太さとハリス下の長さ

次に注目するところは、糸の太さと針下(一番下のハリスから下の糸の長さ)

ジグサビキ 普通のサビキ
幹糸 35lb(8号) 5号
ハリス 20lb(5号) 3号
ハリスの長さ 10cm 8cm
ハリス間隔 20cm 25cm
針下と針上 30cm 25cm

ここには想定されているターゲットの差が現れています。

 

まず、普通サビキではアジやイワシなどの小さい魚に合わせてハリスを細くしています。

そして、ハリスとハリスの間を広くすることで仕掛けの全長を伸ばし、より魚の群れを捉えやすくしてあります。また、ハリスとハリスの間が広いことでサビキにたくさん魚がヒットした時でも仕掛けが絡みにくくもなっています。

 

続いてジグサビキでは小型の回遊魚を狙ったセッティングとなってるため、ハリスはショアジギングでPEラインの先に結ぶリーダーに近い太さの糸が使われています。

ジグサビキはメタルジグで魚の群れを捉え、メタルジグにヒットした魚が暴れることでサビキをアピールさせ、群れの他の魚に追い食いさせることを目的とした仕掛けです。

そのため、サビキ部分で魚の群れを捉えるサビキ仕掛けとは違うので、ハリスとハリスの間はサビキに比べて短くなっているのです。

ジグサビキでターゲットとされる小型回遊魚は25cm前後を想定されており、メタルジグから一番したのハリスまでは、30cm取ることでメタルジグにヒットした魚とサビキにヒットした魚が絡まないようにサビキよりも長めになっています。

 

 

ジグサビキのための装備やタックル

ジグサビキの釣りを始めるためにはジグサビキの仕掛けはもちろんですが、メタルジグは必須アイテムです。

全長1mほどのジグサビキの先にメタルジグを付けて投げるのでショアジギングができるタックスが必要になってきます。そこで、ジグサビキに合わせるメタルジグやタックルの選び方について解説しますので、参考にしてみてください。

 

 

ジグサビキで使用するメタルジグの選び方

サビキ部分は思っているよりも空気抵抗が大きいので15m前後は飛距離が短くなるので、リアバランス(後方重心)や短くてシルエットが丸いメタルジグを選ぶと飛距離を出しやすいですよ

 

おすすめは

サイズは、ショアジギングのタックルに合わせた重量を選んでください。

 

 

ジグサビキのためのロッドやリールの選び方

長くて強いロッドとパワーのあるリールが必須となるため、必然的にショアジギング用のロッドとリールとなります。

「あえて言えば」程度ですが、選び方も紹介します。

 

 

ジグサビキを投げれるロッド選び

ショアジギングでは9ft〜11ft(約2.47m〜3.35m)の長さが主流ですよね?

リーダーの先に全長1mほどのジグサビキが付いて、その先にメタルジグを付けて投げる。主流が9ftからとは言え投げやすさを考えると少しでも長いものが投げやすいです。

長いロッドで重めのメタルジグを投げられれば良いので、60gまで投げれるMLクラスのシーバスロッドの方が使いやすいという人(筆者)もいますので、長さを意識して選んでみてください。

 

 

ジグサビキにあうリールの選び方

リールはノーマルリールは使わないほうがいいです…

 

大きいサバが3匹以上ヒットすると重たくて巻くのが大変になるので、ショアジギング用のパワーハンドルが付いた強いリールが使いやすいです。

ここはノーマルリールの大型番手には妥協しない方が良いと思いますね、、、

 

 

 

ジグサビキに必要なラインやリーダー

メインラインは飛距離を出すためにPEラインは必須です。

 

※もしこの記事を読んでる方でPEラインが何かわからないと言う人がいましたら、とりあえずタナトル4を買っておけば大丈夫です。リーダーとはPEラインの先に結ぶフロロカーボンやナイロンの糸のことを言います。

 

ジグサビキは針が多いので根ガカリのリスクはメタルジグ単体よりも高くなります。そのため、回収する努力は必須ですが、どうしても根ガカリが外れない場合には糸を切らなければなりません。

そんなとき、PEラインで切れるとリーダーを結び直すのが大変です。

できる限り仕掛けやリーダーの途中で切れてくれた方が、結び直す手間と無くなる糸の量を減らすことができるため、リーダーはPEラインの強度よりも弱いものを選んでみてください。

 

リーダーとPEラインの結び方のオススメは別記事で紹介していますので、気になる方は合わせて読んでみてください。

 

 

ジグサビキのアクションをマスターしよう

ジグサビキは1匹を釣るための仕掛けではありません!

メタルジグに1匹目を掛けたらサビキでもう1匹を狙うのがジグサビキです!

マグレで2匹釣れることを願うよりも、積極的に2匹目を狙うことでダブルヒットの確率はグーンと上がりますので、ぜひ!

 

 

ジグサビキの基本的な使い方

基本はショアジギングと同じでOK

ワンピッチでも早巻きでも何でも良いので1匹目をメタルジグに食わせましょう!

 

狙ってメタルジグに食わせるなんて

できるワケないじゃん!

そう思いますよね。

ボクも実際にそう思ってました、、、

 

しかし、実際にジグサビキの存在を忘れてショアジギングをすると高確率でメタルジグにヒットします。

なので、1匹目を釣るまではジグサビキであることは意識しないで、普通にショアジギングをすればOKです。

 

 

ジグサビキで2匹目を釣るコツと仕組み

先ほど、1匹目をメタルジグに食わせると説明しましたよね?なので、2匹目はサビキに食わせていきます。

具体的にどうするかと言うと、2匹目が掛かるまで待つだけです(笑)

 

それだけだと、チョット説明が足りないので「糸を緩めすぎず・張りすぎずの状態で待つ」のが2匹目を釣るコツになります。

フックにカエシが付いていても糸を緩め過ぎれば、魚が外れやすくなるのは想像できますね?

逆に糸を張り過ぎると掛かっている魚の動きを制限しすぎてしまい、2匹目の魚が食いつくべきか迷ってしまうからです。

 

堤防やテトラポット等の上から2匹目の青物が食いつく様子を観察しながら釣るとこのことが理解できるとおもいます。

実際にメタルジグに掛かったワカシを観察していたところ、後ろから追いかけてきた2匹目のワカシが、先にヒットしているワカシのクチに付いたメタルジグを奪い取ろうとする行動がかなりの回数見うけられました。
メタルジグを奪おうとしている2匹目のワカシの視界にジグサビキが見えた瞬間、「あれ?餌あるじゃん!」って言うような雰囲気の動きをして、急にサビキの針をパクっと食べるのです。

つまり、糸を張らず緩めずで待つことで、2匹目の魚が横取りするチャンスを作ってあげるのです。

 

 

ジグサビキで狙う魚の種類と釣り方


回遊魚なら主にワカシ・イナダ(関西ではヤズ・ハマチ)やサバ、カンパチ、ソウダガツオ

その他にもヒラメ、マゴチ、ハタ、カマスなどを狙うことができ、バケ(魚皮)の付いたサビキを使うとイワシも釣れますよ

 

イワシは普通のサビキより針が少ないのでどっさり釣るのは大変

なので、イワシが掛かったらそのまま沈めてヒラメやハタなどの底物を狙うのが乙ですよ(笑)

 

 

ジグサビキでの青物の釣り方

『ジグサビキで2匹目を釣るコツと仕組み』で紹介したことのおさらいになります。

メタルジグを食った魚が、お魚咥えたドラ猫状態で魚の群れの中を泳ぎ回り、まわりの魚が思わず横取りしたくなるように泳がせる。

コツは「糸を張りすぎず、緩めすぎず」これだけです!

 

 

ジグサビキでのヒラメ、マゴチ、根魚の釣り方

底物とくくられて呼ばれることもあるヒラメ、マゴチ、根魚は青物と違ってジグやサビキで直接狙うのは中々キビシイです、、、

 

ではどうすると思いますか?

 

ヒラメ、マゴチ、根魚を狙うときには

バケ(魚皮)のサビキを使ってイワシなどの小魚をヒットさせてそのまま海底まで沈めて待ちます。

いわゆる「落とし込み釣り」とか「道楽釣り」、「ノマセ釣り」と言われる釣り方です。

 

小魚が掛かったら海底まで沈めて小魚が食われるの待つだけ

イワシなどの群れの下に小魚を狙った魚が付いていれば、0秒〜3分ていどで食ってきます。

しかも、生きた餌を追ってきているので大きい魚が食ってくることが多いのがこの釣り方の特徴

 

イワシの群れの回遊が始まったらシーズンです!

小魚しか釣れないのかと思っていたら一発逆転の大物が!なんてこともあるので、小魚が掛かったら…

鯵彩
鯵彩

いっぱつ勝負するしかないですよね!!

 

 

ジグサビキでの釣果アップに必要な心構え

 

まずは釣り場に行ってみることです!

正直なところ、使ったことがない仕掛けやルアーは使用感がわかりません。

 

いつも使っていないジグサビキならなおさらです。

空気抵抗になるサビキがついてるわけですから、メタルジグ単体より飛距離は短くなり、沈む時に水の抵抗を受けるため海底まで沈める時間は長くなります

巻いた時やシャクった時の抵抗も大きくなるため浮き上がりも遅いです。

カケアガリに根ガカリやすいポイントではジグサビキが掛かってしまってそのままラインブレイクも珍しくありません。

 

狙う魚だけではなく仕掛けの使用感を知り、釣り場に上手くマッチングさせることが釣果アップのコツなのです。

 

 

今回はこんな感じです。

ジグサビキで魚を釣る際の参考になれば幸いです。

 

ジグサビキに関して過去記事のリンクも載せておきますのでよかったら読んでみてください。

鯵彩
鯵彩

最後までお付き合い

ありがとうございました。

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